新聞紙を折りたたむとどこまでいけるのか?
新聞紙を一回折るごとに、その厚さは2倍になります。例えば、新聞紙が初めに1ミリメートルの厚さだとすると、2回折ると厚さは4ミリメートル、3回で8ミリメートル、という具合です。このように、折りたたむ回数が増えるごとに厚さは指数関数的に増加します。
新聞紙を42回折ると、その厚さは約4億3,900万キロメートルになり、これは地球から月までの距離に匹敵します。つまり、42回折ると新聞紙の厚さが月に届く距離になります。
さらに折りたたむ回数を増やすと、100回折ることでその厚さは1.27×10^30メートル、すなわち太陽系の半径を超える計算になります。これは、新聞紙が太陽系を超えてしまうという驚異的な数字です。
実際には、新聞紙をそのように折ることは物理的に不可能ですが、この理論的な計算は指数関数的成長の驚異を示しています。